思案橋居酒屋はち舎 甲州ワインと料理はいかが?

思案橋居酒屋はち舎 甲州ワインと料理

11月某日、グループ各店舗の代表とともに、“サントリー登美の丘ワイナリー”の視察研修に、はるばる山梨まで行かせていただきました。

山梨県は甲斐市、大垈の山奥、歴史あるスイッチバックの坂をバスで登ると、雄大な富士山、そして広大な甲府盆地が見渡せる登美の丘ワイナリーが広がっています。標高400から600メートルにもなるそうです。

登美の丘ワイナリー 

収穫の時期が過ぎていたため、実際にワインになるブドウはほとんどありませんでしたが、垣根仕立てと棚仕立ての広大なブドウ畑を目にすることができました。眺望台からのロケーションは想像していたよりも広大で伸び伸びとしており、以外にも他の植物も生い茂っています。なんでも共生によるブドウの実りの促進の効果があるとのこと。150ヘクタールという広大な土地に50近くの区画が存在する中、今回はカベルネソーヴィニヨンとメルローの畑に立ち入る機会をいただきました。

日照に恵まれ、標高により冷涼で、昼と夜の気温差が大きいという理想的な環境で、ひとつひとつ丁寧に育てられたブドウ。これらは手摘みされ、醸され、日本ワインとして瓶詰されるわけです。

登美の丘ワイナリー

サントリーの原点はワイン。110周年にもなるそうで、サントリー初のワインである“赤玉ポートワイン”の後継である、“赤玉スイートワイン”は、当店人気の『牛タンのトマト煮込み』などの煮込み料理に使われています。

また、世界最大のワインコンテストである、デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2019でプラチナ賞を受賞した“登美の丘 甲州 2017”は、鉄分含有量が少ないため、特に魚介との相性が良いとされています。当店の『ブリの照り焼き』『アラのあらだき』などの旨味がしっかりとした味わいのメニューでも、ふくらみのある味わいでしっかりと引き受けてくれます。食材の旨味を味わう日本料理との相性は抜群です。

今回はワイナリー内でのセミナーの中で、登美の丘ワイナリーの技術が伝搬されている、“塩尻ワイナリー”の商品についてもご説明いただきました。中でも“塩尻メルロ 2016”はスパイシーさと樽の香ばしいニュアンス、凝縮した果実味と力強いタンニンが特徴で、おすすめのマリアージュとしては、当店自慢の炭火焼きである『牛テールの黒胡椒焼き』『ラム串』『猪肉の炭焼き』などのスパイスを効かせた赤身や、ラム肉・ジビエ料理がございます。

店長 小川